面接カードとは、公務員試験の面接試験で使用される自分の資料のことで、事前に、あるいは当日の直前に、自分の手で書き込んで提出します。
面接試験がその資料に沿って進むため、要領を得た面接カードの書き方を実行するだけで、当日の面接試験の充実度はガラリと変わると言っても過言ではないでしょう。
書き込む内容は氏名、生年月日、所属する大学と学部、住所などの連絡先、志望先や志望動機などの基本情報に加え、学業を通じて得たものや興味のある時事問題や社会問題、ボランティア活動などの印象深かった経験、特技や長所などの自己PRの欄が続きます。
いずれの欄も自由に書き込める大きめのスペースが用意されており、何をどのくらいのボリュームで書くのかは、皆頭を抱えるところでしょう。
公務員試験の細かい内容は、国あるいは地方自治体、I種からIII種、そして教員や消防官、警官といった志望先によって異なりますが、面接試験は一般的に、1次試験通過者に対して行われます。
他の人材採用のために広く実施されている面接試験同様、筆記試験だけでは判断できない人柄や人間性、それらを踏まえた上での適正を知るために行われます。
個別面接のみに限らず、3?10名のグループで行われるものもあり、試験管の数は大抵3人から10人まで、受験者の数に合わせて変動します。
時間は個別の場合で15分からだいたい30分ぐらいまで、グループの場合は1時間ぐらいが目安と言えます。公務員試験と言えど、面接の重要なポイントは変わりません。
個別面接の場合は、ドアをノックしてから入室して、話し終わるまでの印象が大事です。また、やりとりの中で重要視されるのは志望動機ですので、事前に自分の中で考えをしっかり練っておく必要があります。
公務員試験での面接の様子と面接カード
グループ面接の場合は、社会性や協調性が現れますから、受験者に囲まれた中で、しっかりと自分をアピールすることが重要です。よって、自己PRが一番のポイントになります。
意図的に設問の中に、人間性や話題性をはかるものも加えられているので、アピールの材料として時事問題やニュースにしっかり目を通し、理解し、自分の意見を持っておくことが基礎となります。
しかし、受け身の対策ばかりに気を取られていてはいけません。公務員試験には、面接カードという、自らある程度面接の舵取りを設定できる武器があるからです。
面接カードを活用せず、公務員試験の対策を語ることはできません。全ては、当日の面接での自分のパフォーマンスと合わせて、どれだけ自分を発揮できるかどうかなので、びっしりと内容を書いて、自分の几帳面さをアピールすることも手段のひとつと言えるでしょう。
しかし、手の込んだ奇策が思い浮かばないのであれば、一般的に公務員試験の面接カードで重要なのは、書き込む情報を簡潔に最低限に抑えることです。
試験官は1日に何人分もの面接カードに目を通しているため、細かい文字でびっしり書かれた内容を、そうこまめに読んでいられません。
また、読んでもらっている間に、貴重な面接時間が経過してしまいます。内容を絞り、さっと自分の伝えたいことを書き出す程度にしておき、当日試験官がそのことに触れた際に、より掘り下げた肉厚な説明を口頭で行えるようにすることが効果的です。
必要であれば、特にアピールしたい所を太字にするか、下線を用いると良いでしょう。この際、各欄に書き込んでいる内容を吟味して、互いに関連性を持たせておく方が、当然好ましくなります。
例えば、自己PRと志望動機、今までの学業で得たものなどに一貫性が感じられれば、見る側の印象としても好感度が増しますし、その話が出た際に自分から話を展開しやすくなります。
こういった基本的な点も有効ですので、公務員試験に限らず、一般的なエントリーシートの書き方をお復習いしてみると良いでしょう。
また、面接カードに書いた内容は、当日書き込みの場合はともかく、1ヶ月も経った後の公務員試験当日には忘れてしまいがちです。提出前にコピーを取り、内容をもう一度確認できるように手配しておきましょう。
面接試験に挑めるのは、前述の通り、1次試験通過者のみです。あともう少しで合格が見えているのに、せっかくのアピールがうまくいかないだけで、選考から漏れるとは悲しいことです。
こんな事態を避けるため、公務員試験の面接カードをうまく活用して、合格への切り札にしてください。
